お!晴れてますね。いよいよ梅雨明けですか!?
今回はマンガ紹介。モーニングが擁する大人気コミック「宇宙兄弟」
雲にのぞく晴れ間のような清々しい一冊。
笑いあり、涙あり。そして感動の総量に至っては夜空に瞬く星の数をも上回ります。
わたしには中学生の姪っ子がいるんですけど、その子に一番最初にプレゼントしたマンガが宇宙兄弟でした。おもしろいし、ためにもなるしで、読んでもらえたら(そして同じことを感じてもらえたら)うれしいなぁと。
そんな気持ちのまま紹介出来ればと思います。
小山宙哉『宇宙兄弟』/講談社
舞台は現代。
優秀でかっこ良い宇宙飛行士の弟をもつ、さえない見た目の兄(おまけに天パー)。弟に触発され、小さなころからの夢である宇宙を目指し、宇宙飛行士試験に臨みます。
兄弟の宇宙への思いは、だんだんとまわりの人たちをまきこみながら、ロケットのように一直線に進んでいきます。
熱量にほだされ、いつの間にか二人のことを応援してしまっている自分に、気がついたときにはあなたにも大切なことが伝わっているはず。
有名なシーンがあります。
宇宙飛行士の試験で、ある課題が出されたときのこと。
「人類が宇宙に挑むことを否定する人に(『国内問題が山積みなのに宇宙に行くだなんて、そんな時間もお金もない!』という人に)、どんな説得をしたら我々の活動が理解されるか?」
そして一人の宇宙飛行士の言葉が紹介されます。
ここでのポイントは、読み手が「自分は3次元アリだ」と高をくくっていると、4次元アリの存在に気づきにくいという点にあると思っています。
小難しかったりためになるばかりではありません。
いい意味でふにゃっと柔らかくなれる場面も随所にあります。
個人的なお気に入りは、「ロスにお住まいのカール君」からの質問。
とか、
とか、
とか、
て感じ。
答えはいずれもピリリとカラシのきいたアメリカンジョーク。膝を打つ回答もあり、気になる人は要チェックです。
あと、今日いち大事なポイントで、実はうちのクリニック、紫三世がいます。そこんとこもよろしくお願いしゃす。
(紫三世と比べても遜色ないナイスガイです)
今週はこれにて。また来週~