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2019.12.25

情熱に触れる

とこっちまで熱っぽくなっちゃいます。

本を読みました。下記はその中の一節。著者が面識のない出版編集者から受け取った寄稿依頼のメール全文です。ちょっと長いんですけどね。それではどうぞ。
田中泰延 様
はじめまして。ダイヤモンド社という出版社で
ビジネス書を作っている、今野良介(こんのりょうすけ)と申します。
ぜひ田中さんと一緒に本が作りたくてご連絡しました。
「信じられる人のことば」というテーマの書籍企画について、
下記の趣旨に少しでも興味を持ってくださいましたら、
一度直接お会いして、ご相談させていただけないでしょうか。
私が、この本を通して実現したいことは、
「正直な書き手が増える」ことです。
主にweb上で、正直な言葉が交わされる人間関係や、
そこから生まれるコンテンツを少しでも増やしたいと願っています。
私は、「文章表現」をテーマにした書籍作りを、
編集者としてのライフワークにすると決めているのですが、
「文章が伝わらない」と悩む人は、今、とても多いです。
その大きな原因の1つは、「書き手が嘘をついていること」
にあるのではないかと、最近感じ始めています。
私が考える「嘘」とは、あからさまに悪意のあるものだけでなく、
「本当に思っていないことを書く」
「他人から借りてきた言葉をそのまま使う」
「その対象に愛がないのに紹介する」などを含みます。
もちろん、嘘をつかなければならない場面はあります。
嘘をつける関係は、豊かだと思うこともあります。
でも、小さな嘘を積み重ねているうちに、
自分の嘘に無自覚になってしまうと、
相手と心が通じ合わなくなるのではないかと思うのです。
そこでまず、「文章における嘘」とは何かを、
そのデメリットとともに田中さんに言語化していただくことから、
本の構成を考えたいと妄想しています。

この本を読むと、
相手が嘘をついているかどうか(≒信用できる人かどうか)わかる。
そして、自分自身が、正直に語る言葉の使い方を身につけることで、
「伝わる文章」を書けるようになる。
そういう本を、私と一緒に作っていただけないでしょうか。
すみません、長くなりますが、
なぜ、それを田中さんに書いていただきたいのか、
という話をします。
私は、田中さんの大量のツイート、
特に、フォロワーの方々とのやりとりを見ていると、
嘘をついている人や、他人を傷つけることに無頓着な人を、
瞬時に見極めてリプライされているように見えます。
あれだけ大量にリプライしながらも、他人の悪意や嘘に、
とても敏感かつ非常に的確に反応されていると感じます。
そして、単純に田中さんの文章が好きです。
特に、ベートーヴェン「第九」の評論や
「セッション」などの映画評は、
「その作品は客観的にどのような意義があるか」だけでなく、
「自分が何を感じたか。どこを愛したか」に
重点を置いて書かれているので、
拝読していてとても気持ちが良く、スッと心に届くのです。
田中さんならば、
嘘をついてしまう構造や、嘘のデメリット、
正直に語る意味と方法を明らかにしていただける、
と思い、ご依頼差し上げる次第です。
長々と書き連ねましたが、ここまで読んでくださっていたら、
ご検討くださいますと幸いです。
どうか、よろしくお願いいたします。 今野良介


これを読んだとき、ことばのもつ力と、それを操るスキルにトリハダでした。
心はいつも成長期。あぁ…私もこんなんなりたい。

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