新着情報

2021.03.11

日経サイエンス 4月号




・電力いらず、上げた腕を保持
東海大学の甲斐義弘教授らの研究チームは、電力を使わずに腕の動きを補助するサポートスーツを開発した。農業や介護、物流などで長時間腕を上げ続ける姿勢を補助する。バッテリーやモーターがないため、軽量化やコストダウン、雨でも使用出来るなどメリットが多い。
東海大学 工学部 http://www.tec.u-tokai.ac.jp/research/1498.html



・カプセル内視鏡AIでがん発見

東京大学の山田篤生助教らの研究チームは、カプセル内視鏡検査の画像から、大腸がんなどを専門医に近いレベルで見つけるAI(人工知能)技術を開発した。検知精度は約96%。AIの活用で病変を自動検出し、人的負担や見落としの軽減をはかることが狙い。今後検討を重ね実用化を目指す。なお、従来の内視鏡に比べて痛みなどがない反面、読影や下剤服用の処置に手間がかかる課題がある。
東京大学 山田篤生助教のHP https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/people/people001002.html


・人工舌
東北大学の山家智之教授や白石泰之准教授などの研究チームは、(舌がんなどで)舌を切除した人に取り付けて飲み込みを補助する人工舌を開発した。温度により形状が変わる素材で出来ており、体外から磁場を用いて動かす。従来よりも患者の意思や動作に合わせた自然な動きが期待できるという。
近年は味覚を感じる細胞や分子の仕組みの解明が進み、味覚センサーとしての人工舌の開発も進んでいる。
「完全埋込型人工舌システム」特許取得のお知らせ -... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-

舌がん手術の概念図 出典:東北大学


・思った言葉、AIが読んで発語
東京工業大学の吉村奈津江准教授らのチームは、頭に電極を付けて脳波を計測し、聞いた音や思い浮かべた音を再現する手法を開発した。言葉を思い浮かべるだけで相手に思いが伝わるー。2030年にはAIを介した日常会話や文章作成が可能となるかもしれない
東京工業大学 小池・吉村研究室 http://www.cns.pi.titech.ac.jp/kylab/ 


・AIで認知症診断、表情から早期発見
東京大学は東京都健康長寿医療センターと共同で、AIを使って顔の表情から認知症を判別する方法を開発した。現在の精度は約92%。認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)の診断にもつながると期待される。なお、顔の上半分と下半分の写真を使って学習させると、下半分の方が成績が良く、口元に判別の決め手の可能性があるという。
東京大学 AI活用で顔の表情から認知症診断 | 認知症セルフケアドットコム (fove-inc.com)


個人的な注目は東工大の脳波による言葉の具現化。これスマホとかウェアラブルと同期したら“テレパシー”の出来上がり。実現したら世の中ひっくり返ります。
今週はこれにて。


Twitter/米田裕一/@yonedahirohito

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